イームズオフィスチェア(Eames Office Chair Series)

イームズ夫妻のデザインによる、イームズオフィスチェアシリーズは、ハーマンミラーが誇るロングセラー商品です。この一見シンプルな椅子が、なぜ半世紀以上もの長い間世界中の人々に愛され続けているか。その理由は第一にイームズ夫妻ならではの優雅なデザイン性。第二にベースには軽量のアルミニュウムを、シート部分には布・レザー・メッシュを使用するなどの多彩なマテリアルを使用。第三に人間の体型をしっかりとサポートする“Sitting Pocket”による快適な座り心地です。見た目が美しく,座り心地が良く、そしてどのような場所にもマッチする。まさに人間が椅子に求める究極の理想を、シンプルに表現した作品だといえるでしょう。

イームズアルミナムグループチェア

 

エーロ・サーリネンとアレキサンダージェラードは、彼らが設計している家のために,質の高いアウトドア家具を必要としていました。その問題を解決するためにイームズ夫妻がデザインしたのが、アルミナムグループチェア。ピンと張ったファブリックや合成繊維のメッシュ(サラン繊維)を支えるシートフレームにアルミダイキャストを使用することを考えつき、シンプルでありながら、機能的で彫刻の様に美しいメッシュ張りの椅子が完成しました。そして1958年にハーマンミラーから「インドア―アウトドアグループ」として発売され、当時のカタログには、屋内でも屋外でも申し分なくフィットする、多彩で頑丈なものだとうたっています。当初、実際にお客様の多くが購入したタイプは、メッシュではなく、ファブリックやレザー張りのものでした。フレームにファブリックやレザーをピンと張ったスリムなシルエットは屋内向けと捉えられたようです。

発表当初のメッシュ素材は耐久性が不十分で、導入直後に製造中止になりましたが、2001年、新しいメッシュ素材が開発さ、そのメッシュは「シグナス」という名前で待望のメッシュ張りの椅子が復活しました。シグナスはアーロンチェアのメッシュ「ペリクル」に通気性と半透明の特性がよく似ています。

 

イームズソフトパッドグループチェア


イームズアルミナムグループチェアが発表されたその11年後の1969年、イームズソフトパッドグループが発表されました。ソフトパッドグループチェアはアルミナムグループチェアと同様アルミニウムのベースを使用、背と座の部分に5cm厚のクッションを採用し、より快適でエレガントなデザインになりました。


イームズエグゼクティブチェア


ニューヨーク市タイムライフ社のためにデザインされ、エグゼクティブチェアはすべてが最高品質の素材で作られています。このチェアこそ、豪華な快適性に対するハーマンミラーの思想を示しているといえるでしょう